目の中には水晶体といって、カメラのレンズに相当する部分があります。正常な水晶体は透明で、外から目の中に入ってきた光を屈折し、網膜にピントを合わせる役割をもっています。
この水晶体がにごり、透明ではなくなった状態を白内障といいます。
年齢(加齢)が原因であることがほとんどですが、他にステロイド薬など薬によるものや、アトピー性皮膚炎に伴うもの、目の病気に併発するものなどもあります。
眼内レンズ
イタリアSIFI社 Mini Well Ready(ミニウェル レディ)
球面収差を利用した累進焦点設計のレンズです。滑らかな度数移行のため、全距離(遠方から近方45cmまで)において自然で質が高い見え方になり、手元の見え方はやや弱くなりますが、他のレンズに比べてハロー・グレアが非常に少なく夜間の運転が必要な方、遠方・中間重視の方にお勧めのレンズです。イタリアからの直輸入となります。
球面収差を利用した累進焦点設計のレンズ※特許取得
光がレンズなどの光学系を通るとき、球面の中心付近を通る光と周辺部を通る光とが光軸上の一点に集まらないために、像が不鮮明になる現象です。
4点固定で全距離において見え方の質が高く自然でスムーズな見え方です。
スポーツや料理、デスクトップのPCなど中間距離をメインに使う方向きです。
ハロー・グレアのレンズ別 比較
ハローとは夜間の街灯や車のライトに輪っかが見える、グレアとは光が散って見えることです。
イスラエル Hanita社 intensity(インテンシティ)
このレンズは遠方、遠中、中間、中近、近方の5つの距離に焦点を合わすことができる5焦点眼内レンズで、日常のあらゆる活動をカバーできるようになりました。
光エネルギーを最大限に利用できる構造になっており、遠方から近方40cmまでの全距離で視力の落ち込みがないスムーズな見え方を実現しました。イスラエルからの直輸入となります。
独自のアルゴリズムによるDLU(Dynamic Light Utilization)テクノロジーの採用
DLUとは?フーリエ変換に基づき計算された回折構造であり、従来の回折型2焦点や3焦点眼内レンズでは使用出来なかった部分を使用可能にした、Hanita社独自のアルゴリズム(今まで眼科領域で使用されたことのない特許のアルゴリズム)
3つに分かれた綿密な構造で明所視と薄明視・暗所視で使用する部分が異なります。
費用について
当眼内レンズは国内未承認の眼内レンズになりますので、手術にかかる費用には健康保険証は使えず、術前検査+手術費用+術後診察(約2ヶ月)まで自由診療となります。
費用 片眼 520,000円+税~
(術前検査+手術当日+術後の診察約2ヶ月が含まれています)